#8 箱根駅伝2023 区間エントリー雑感

年の瀬あるが、そんなものは関係ない。29日に発表された区間エントリーに対する感想を記していこうと思う。書くか書かないか考えていたらこんなギリギリになってしまった。以下がエントリーである。

1区:児玉 悠輔 2区:石田 洸介 3区:小林 亮太

4区:柏 優吾 5区:前田 義弘 6区:西村 真周

7区:熊崎 貴哉 8区:網本 圭悟 9区:九嶋 恵舜

10区:清野 太雅

1区2区6区10区に関しては希望通りのためしっかりは触れないこととする。それではまず3区。3区は当日変更濃厚だろうか。私が3区に激推ししていた熊崎が7区に起用されたことからも梅崎ではないかと考えている。恐らく上りは得意ではないのだろう。上りが得意ならば3区よりも4区向きの選手であるし、熊崎は3区を走って然るべき能力の選手だからである。展望では1区はハイペースと書いたが、中央は溜池をエントリーしてきた。よって吉居は2区か3区と思われ、そうなるとそれほどペースは流れないだろう。タイプ的には現状前も後ろも誰もいないような単独走になることは歓迎できないため、1区2区はなんとか食らいついて欲しいところである。4区の柏は少々拍子抜けだが、往路で使うのならここだろう。柏の長所は淡々とリズムを刻んで走れるところ。準エース区間とあり実力者が勢揃いの4区だが、マラソンランナーがここに控えてるのは安心感がある。5区は前田だが、ここからあまりチーム状態は良くないのだろうと感じた。なぜなら、復路の長距離区間である9区に選手を"とっておけなかった"と推測できるからである。松山が出られない以上、好順位を狙うなら今大会は来年に向けて選手を試す方が得策だろう。特殊区間なら尚更。加えて、元々上りに適性のある選手は少なくなかったはずなのに、蓋を開ければ4年の前田がここを担っている。前田が出られないか、控えの佐藤が出られないかという状況だと考えている。5区を替えるとすれば私の希望通り佐藤だろう。7区は往路で見たかったためかなりショックはあるが熊崎が走りそうだ。スピードがあり、私の展望のブログに書いたように、攻める走りが期待できるのは間違いがなく、非常に楽しみである。来年こそ往路を走るために、区間賞すら狙ってステップアップして欲しい。8区の網本は変更ではないだろうか。候補としては木本か荒生か。網本が走れるなら大歓迎だが、ここまでさしたる活躍もなく、本人の希望である9区とは求められる適性も違うことから望みは薄いのではないだろうか。9区の九嶋が最大の不可解ポイントだろう。ここは素直に直前のアクシデントがあったと思わざるを得ない。九嶋は平地に使うプランがあったとしても、九嶋が9区を走るなら4区に回して柏を9区で全く問題はない。九嶋の走り方は上りは向きそうな上、終盤の9区よりかは順位変動に期待ができる往路の方が良いだろう。そうは言え、過去には大澤(非実業団)の起用もあり、絶対ないとは言えないが、当日変更があるなら村上と予想する。北海道マラソンではペーサーこそ居たものの、30kmまで全く崩れなかったのは村上だ。長距離区間は向いており、全日本の走りも堅実で期待を持てるものだった。

以上がエントリーを受けての私の感想である。楽しみもありつつ不安もありつつ、という感情ではあるが、始まればあっという間に終わってしまうのが箱根駅伝。しっかりと楽しみたいと思う。当日変更がどうなったとしても、出た選手を応援するのみ。それでは今回はこの辺で。有難うございました。